毒親・毒母の老後の面倒について
毒親や毒母の中には、「老後の面倒を見てもらいたい」と思っている人も多いです。むしろ、老後のことを考えて子供を作るという親もいます。実際「老後のことを頼むね」と言われたところで、子供たちが納得できるワケもありません。子供は親のために生まれてきたワケではないですし、ましてや子供が人生を壊してまでも親の面倒を見るということは考えにくいです。
特に昔はそういう風潮も強かったものの、現代はライフスタイルも変わってきているため、わざわざ毒親の面倒を見る人はいません。しかし、実際に毒親育ちの方は、老後を孤独にさせてしまうことを恐れ、結局親の面倒を見るという方も多いです。
孤独な親を見かねて、娘や息子が介護に奮闘するというのは、よく聞く話です。確かに将来が不安で、子供に面倒を見てもらいたいというのはわかりますが、それを子供に押しつけてしまうのは良くありません。毒親と言われてしまわないように、老後の自分の面倒は自分で見るようにすることも重要です。
ただ、毒親はそういったことを自覚していない傾向が強いので、結局子供達に自分の世話を押し付けてしまうことが多いのです。結果として子供達の中には、結婚もできずに将来的に親の面倒を見て、気付いた時には自分だけが孤独になっていることも多いのです。
毒親育ちが介護をしなくていい理由
毒親に介護を要求され、子供は精神的に追い詰められます。中には介護を理由に仕事を辞めてしまう(介護離職)ケースもあります。
毒親にしつこく強要されても相手の土俵にのってはいけません。ヤケにならずに冷静に対処しましょう。毒親は道徳心を語り出すかもしれませんが、その言葉にはまったく説得力はないのですから。
もちろん、人の役に立つことをするのは良いことです。その相手が親ならなおさらかもしれません。しかし毒親に育てられた人は、今までさんざん親に尽くしてきたのではないでしょうか? ですので一般的な家庭で「親の老後は子供が面倒をみるものだ」という常識があったとしても、毒親の家庭ではその常識は関係ないと言えます。今まで毒親に支配されてきたぶん、この先は自分の幸せを優先するべきです。
それに、毒親は、自分自身の親の面倒を見ていないケースが多いです。自分は親の面倒を見てこなかったのに、自分の老後の面倒は子供に強要するなんて虫がよすぎます。そのあたりをつっ込んでもいいと思います。
毒親の老後の面倒を見ないためには
毒親の老後の面倒を見ないためには、「自分でできる内は自分でやってね!」と、まずは毒親にやんわり伝えましょう。そして時期がきたら、最寄りの介護相談窓口に相談してみてください。介護保険などで毒親本人のことをサポートしてくれるはずです。
ただ、できることなら時期を見計らって毒親と決別するのがベストでしょう。
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